「猫はストレスが原因で病気に?!どんな解消方法がベスト?(前編)」では、 猫 がどのようなことに ストレス を感じるのかご紹介いたしました。
後編では、ストレスが原因となる病気やストレス 解消 方法をご紹介いたします。
猫はストレスが原因で病気に?!どんな解消方法がベスト?(後編)
ストレスが原因でなりやすい病気とは?
人間もストレスが溜まると吐き気や頭痛、腹痛、下痢、便秘などといった症状が出やすくなります。猫もストレスが原因で罹患しやすい病気があるようです。
どのような病気なのでしょうか。ストレス解消ができず、溜め込んだストレスによりグルーミング時間が増えることで皮膚炎を発症させてしまうこともあります。
またストレスは体の免疫機能を低下させることで細菌感染をしやすくなり、炎症から脱毛症を引き起こしてしまうことはよくあるようです。
グルーミングはストレス解消にもなりますが、あまり長時間だったり頻度が高いということはストレスのあらわれと言えるのです。
多頭飼いの場合、デリケートな子は、ほかの猫とのトイレの共有ができないため、少しでも汚れていると、全く別の場所で粗相をしてしまったり、オシッコを我慢するようになり頻繁に膀胱炎にもなりやすいようです。
病気を導いてしまう可能性があるストレスは溜まる前にできる限り解消してあげられるようにしましょう。
猫自身がアレでストレス解消?
人間がストレスを溜めると美味しいものを食べたり、お酒を飲んだり、旅行に出たり、友達とおしゃべりするなど、多くの解消術があります。
果たして猫はどのようなストレス解消術があるのでしょうか。
猫のストレス解消の1つ目はグルーミングと言われる毛繕いです。猫は頻繁に嘔吐します。
原因の一つとして膵臓や胃に関連する何らかの病気や腸炎、癌などの大病が関係している場合があります。
大病の場合は、じっとしている時間が長くなったり、食事をしなくなったり、血便や血尿が出るようになったりなど、嘔吐以外の何か別の症状が出ることがほとんどです。
そういった嘔吐以外の場合は、毛を吐き出すための嘔吐であることが多いです。
猫は自分の体を清潔に保つためや舐めた唾液の蒸発で体温調整するため、またそのほかに昔獲物を捕らえていた時代の名残として自身の臭いを敵に気づかれないためなどの理由から、一日の大半グルーミングをして過ごします。
しかし何よりも大きな理由としてグルーミングはリラックス効果があるという点です。
子猫にとって親からのグルーミングは、人間で言う寝入りに手のひらで体をトントントンと優しく叩かれながら子守歌を歌われていることと同じような効果があり、眠りを誘う行為でもあるのです。
猫のストレス解消の2つ目は、飼い主をはじめ心を許している人に触れられることです。
猫は眉間や顎、首筋付近を撫でられると、喉をゴロゴロと鳴らし、目をトロッとさせてリラックスします。
体をくねらせ「ここを撫でて」と言わんばかりにお腹をみせたりすることもあります。それは信頼の証以外何ものでもない行為と言えます。
しかし上記でも述べたように、この行為は猫によっては、逆にストレスとして感じる場合もあります。
撫でようとしたときに噛もうとしたり、逃げ腰など嫌がる仕草をされたら、撫でる行為は避けるようにしましょう。
猫のストレス解消の3つ目は自由にさせてもらえるということです。
もちろん中にはベタベタの甘えん坊さんの猫もいますが、基本的にはツンデレなどと言われるように、自分の気が向いたときだけ飼い主に甘える子が多いようです。
そのため陽がさせば日光浴しながらお昼寝、好きなときに外に散歩に出かけるなどというように、好きなときに好きなように自由に動き回れることがストレス解消になるのです。
猫のストレス解消の4つ目はおもちゃを使うなどして遊んでもらうことです。猫は素早く動くものに対しては闘争心が芽生え、すぐに追いかけたくなります。
それは昔、獲物を捕らえていた名残もあり本能でやる行為です。狩りをしない現代ではそれが遊びに結びついていて、猫じゃらしやリボン、ピンポン球などは猫にとって大好物とも言えるおもちゃです。
日に一回は遊んであげる時間を取ってあげるようにしましょう。
まとめ
猫はストレスが原因で病気に?!どんな解消方法がベスト?(後編)
ストレスが原因でなりやすい病気とは?
猫自身がアレでストレス解消?