ネオンテトラ と他の熱帯魚との 混泳 はとても美しく、趣味としても楽しみの多いものです。ですが、みため重視でいろいろな魚と混泳させてはお互いのためになりません。
今回は、ネオンテトラの飼い方や混泳できる熱帯魚、混泳NGな熱帯魚についてお伝えいたします。
ネオンテトラの飼い方 ~おススメ混泳魚とNG混泳魚~
ネオンテトラと相性が良いのは草食系
魚にも性格の合う合わないはあります。自分のエサにならない魚が泳いでいても気にも留めていないようにみえるかもしれませんが、そんなに神経の太い生命体ではありません。
ネオンテトラとの混泳の定番パートナーは小型の「カラシン」です。ブラックネオンテトラやグリーンネオン、カージナルテトラ、プリステラなどと仲良くできます。性格も好みの水質も似通っているので相性はお墨付きです。
よほど特異な性格の個体でもなければほかの小型のカラシンもおっとりしているので問題なく混泳できます。
また「エンゼルフィッシュ」も人気のある魚ですが、ネオンテトラとは相性はイマイチです。エンゼルフィッシュが小さいうちは混泳できますが、成長したあとは中型の大きさになり攻撃的なためネオンテトラの生存が危ぶまれます。
ですから水槽は少なくとも2つは用意して、エンゼルフィッシュが大きくなる前に別の水槽に移しましょう。
またプレコやオトシンクルスなどは水槽のコケを食べてきれいにしてくれるので重宝されますが、コケだけではお腹いっぱいになりません。
ネオンテトラとは与えるエサが異なりますので、ほかの植物性のエサを用意します。
庭に生えているコケをとってきて投入するのは止めましょう。どんな菌が付着しているかわかりません。エサ代をケチケチするのは浅はかです。
華やかな熱帯魚
底物系とよばれる熱帯魚は水槽に彩りを添えてくれます。ネオンテトラと相性の悪い熱帯魚はいません。
なかでも常時水槽の底を泳ぐ「コリドラス」などはネオンテトラの食べ残しのエサを食べてくれるので相性も良く、おすすめです。
しかし食べ残しがないとコリドラスのご飯がなくなってしまいます。底にいるコリドラスにも直接届くようにエサを入れるようにしましょう。
「プラティ」や「グッピー」もネオンテトラと食事のスピードが同じくらいなため、ケンカになったりいずれかが餓死する心配もなく世話が楽です。
グッピーは繁殖能力が高いのですが、ネオンテトラと混泳生活をするとグッピーの繁殖がペースダウンします。
グッピーが増えすぎるとグッピーの水槽のようになってしまうので、ネオンテトラとの混泳は個体数のバランスを保つためにも役立ちます。
また物欲にかられていろいろな熱帯魚を数匹ずつ入れるという行為は控えたほうが良いでしょう。仲間があまりにも少ないとストレスを感じることがあります。
少なくとも10匹は一緒に入れたほうが居心地の良い住まいになります。魚にとっては生活の場であることを忘れないようにしましょう。
共存のためになすべきこと
ネオンテトラは控えめで大人しいタイプと思われがちですが、ほかの魚とトラブルがないような聖人君子ではありません。必要に迫られれば動きも俊敏になり攻撃的にもなります。
食べることにはとても熱心で、我を忘れて種類を問わずほかの魚を突っついたりする場面もみられます。突っついてエンゼルフィッシュなどの返り討ちに遭うのもかわいそうですから、逃げ道抜け道秘密基地のような構造を考えてデザインすべきです。
ネオンテトラも大きくなると4cmくらいにはなりますが、それでも成長したエンゼルフィッシュなどの中型魚にはかないません。小さい魚のなかに中型魚が泳いでいると見栄えはしますが、一種の虐待ともいえます。
混泳はお互い小さいうちだけにしましょう。水槽は大きいほうが良いですが、そうすると水替えとお掃除が億劫になりがちです。
アクアリウムに憧れて定番のネオンテトラやエンゼルフィッシュなどいろいろ購入してきたけれど、思った以上に大変で面倒くさくなって世話もサボりがちになってしまった、そして魚が少しずつ天に召されていった…というようなことにならないように最初はいちばん小さい水槽で始めて自分に向いているか確認しましょう。
もし向いていないと思っても、すでに飼ってる魚は責任をもってストレスなく混泳できるように世話をしましょう。
まとめ
ネオンテトラの飼い方 ~おススメ混泳魚とNG混泳魚~
ネオンテトラと相性が良いのは草食系
華やかな熱帯魚
共存のためになすべきこと