
ノルウェージャンフォレストキャット はアーモンド型の瞳、大きな身体と長毛が特徴的な猫です。その美しい姿から人気が高い猫です。
ノルウェージャンフォレストキャットを飼う際にかかりやすい 病気 はあるのか、病気にならないような飼い方はあるのかをご紹介します。
ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気と予防
ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
ノルウェージャンフォレストキャットは北欧神話にも登場するくらい古い歴史を持つ猫です。ノルウェーでは「森の妖精」と呼ばれる通り、ノルウェーの森林地帯で生息していました。
ノルウェージャンフォレストキャットは大型の猫で、体重が4kgから7kgと大きな身体をしています。
寿命は11年から14年ほどで猫の平均寿命としては少し短いですが、身体は丈夫で比較的遺伝子疾患も少ない猫なので日々の体調管理をしっかりすることでもっと長生きできる可能性が高いです。
柔らかいアンダーコートと硬くて長いオーバーコートのダブルコートです。ノルウェーの森林地帯に適した被毛で水や雪をはじき、保温性が高いです。ラフと呼ばれるマフラーのような襟元の被毛が特徴的です。
ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気
熱中症
高温な室温で過ごしたりや日射を浴びすぎることで急激に体温が上昇します。
症状としてあえぐような呼吸、よだれを流す、目や粘膜の充血などが見られます。吐き気や嘔吐、下痢をする場合もあり、真っすぐ歩けずに倒れてしまうこともあります。
熱中症になったら風通しがよく涼しい場所に移動させる、濡らした冷たいタオルを身体に巻く、霧吹きで水をかける、アイスノンなどを首や脇に当てるなどの対応をします。
そのあとに迅速に動物病院へ運ぶことが大切です。
毛球病
毛球病とはグルーミングで飲み込んだ毛玉が胃腸内で塊になってしまい食欲不振、嘔吐、便秘などの症状がみられる病気です。
胃腸内で固まった毛玉により通過障害がおこると手術で取り除く必要があります。
糖尿病
一般的に糖尿病は太っている猫に多いですが、ノルウェージャンフォレストキャットの場合は痩せていてもかかる場合があります。食事管理に気を付けます。
水を飲む量が多い、ずっと水を飲んでいる、食事量は増えたのに体重が減少しているなどの症状が見られたら注意します。
一度糖尿病にかかると完治はできませんが、進行を遅らせることはできるので動物病院の指導のもと生活を管理します。
グリコーゲン貯蔵症
グリコーゲン貯蔵症はノルウェージャンフォレストキャット特有の遺伝子疾患です。
めったに発症しないことから明確な原因や治療法、予防法がいまだにわかっていません。そのため定期的に検診を受けて早期発見を目指します。
症状としては低血糖と肝臓肥大が見られます。
眼瞼内反症
眼瞼内反症はまぶたが内側に入っている状態になる病気です。
先天性、外傷、慢性的な結膜炎または角膜炎などが眼瞼内反症が発症する原因となります。治療法はまぶたの再形成を手術で行います。
ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットは厳しい寒さに適した被毛を持っているので、冬の寒さには強いですが日本の夏はとても辛いものです。
そのため夏場は室温の管理は必要です。被毛に熱がこもりやすいため熱中症に注意します。
また、長毛のためブラッシングは1日2回行うことが望ましいです。毛玉を飲み込んで上手く排出できない恐れがあるので定期的なブラッシングとシャンプーが必要です。
毛球病を予防するシャンプーが市販されているので併せてそれを使用するのもおすすめです。
大型の猫のため、通常より運動するスペースを広くとる必要があります。ノルウェージャンフォレストキャットは運動量も多いため、物が多い部屋などで遊ばせると怪我をする恐れがあります。
しかし家具などは積極的に高低差をつけて配置してあげるとキャットタワーがなくても遊べるのでおすすめです。
床にも毛足の短いカーペットやラグを敷いて滑らないようにしてあげます。活発に動くため、高いところから降りたときなどに滑ることで怪我をする恐れがあります。
まとめ
ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気と予防
ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
ノルウェージャンフォレストキャットのかかりやすい病気
ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方