ほかの猫種と比べ、豊富な 毛色 の個体が存在する ノルウェージャンフォレストキャット 。
大型の部類に入りますが、人間好きで甘えん坊な性格から、ペットとしても近年非常に人気を博しています。
被毛の特徴に加え、どのような毛色があるのでしょうか。
豊富な毛色で選び放題ノルウェージャンフォレストキャット(前編)
ノルウェージャンフォレストキャットとは?
ノルウェージャンフォレストキャットは、最高気温でも20度にも満たず、最低気温は氷点下を刻む冬の時期が長い寒いノルウェーが原産地となります。
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史は古く、神話にも登場するほどです。
メスでも5kg前後で、オスは6kg前後と、猫の中でも非常に大型の部類に入ります。
非常に筋肉質で、猫種の中でも特に運動能力が高いと言われています。
室内で飼っても高いところ好きのため、キャットタワーなど上下に活動できる空間を用意してあげると良いでしょう。
そしてノルウェージャンフォレストキャットは同じ種類でありながら、繁殖された場所によって体型の特徴が異なるためにアメリカ系とヨーロッパ系にわけられています。
元々ノルウェージャンフォレストキャットは比較的筋肉質ではありますが、アメリカ系は少しがっしりとした体型で顔つきも野性的で、尻尾が長いという特徴があります。
一方ヨーロッパ系は、アメリカ系と比べると少し華奢で優しい顔立ちで、尻尾は短めです。
またノルウェージャンフォレストキャット成猫になるまで3年から4年程度かかり、それまでの間、長毛種ではありますが、成猫期と比べると毛量はだいぶ少なめになります。
3、4年をかけて、あの優雅にみえる豊富な毛量となります。
毛色も豊富なため、同じノルウェージャンフォレストキャットにも関わらず、さまざまな姿を楽しめるとして人気があるようです。
近年どうして急激に人気に?
ある企業が調査した2019年度の最新の猫人気ランキングでは、ノルウェージャンフォレストキャットはベスト5に入るほど人気となっています。
安い場合は10万円台後半でも販売されていますが、20万円台が相場で、高い場合は東京都内などでは40万円台で販売されているほど、比較的高額ですが非常に人気な種類です。
では比較的高額に値するノルウェージャンフォレストキャットがなぜ近年人気となってきたのでしょうか。
犬を飼いたがる人と比べ、猫を好む人は「猫のなんとも読み取りにくい性格やつれない態度がたまらない」と考える人が多いようです。
しかしそういったツンデレな猫種が多い中で、ノルウェージャンフォレストキャットは人好きで甘えん坊、穏やかな性格と言われているため「猫は好きだけど、ツンデレじゃなくて、もっとたくさん関わりたい」と考える人にとっては非常にお勧めの種類と言えます。
また既に猫を飼っている状態で、ほかの種類の猫を家族に迎えたいと考えている場合、ノルウェージャンフォレストキャットはベストなようです。
協調性があり、さまざまな種類の猫たちとの共存もできる猫種と言われています。
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史自体は古いのですが、第二次世界大戦を機に数が激減しました。
その後数十年で数は回復したものの、長い間数が安定しなかった背景もあり、ノルウェージャンフォレストキャットは血統の登録がされていませんでした。
しかし1993年にようやくCFA、正式名THE CAT FANCIERS’ ASSOCIATION,INC.という血統猫の保護と健康促進を大きな目的とし、純血猫種の血統登録書の発行などをおこなっている世界最大の非営利団体によって、ノルウェージャンフォレストキャットが正式に公認されました。
純血種として公認されてから歴史は浅いのですが、その数十年の中で、ノルウェージャンフォレストキャットの性格や飼いやすさに加え、毛色の豊富さが猫ファンの間で評判となり近年人気が著しくなったようです。
まとめ
豊富な毛色で選び放題ノルウェージャンフォレストキャット(前編)
ノルウェージャンフォレストキャットとは?
近年どうして急激に人気に?