ほっぺは丸く頬紅を塗ったようなかわいい姿の オカメインコ 。歌まねやしゃべり真似も上手で人懐こく、初心者でも飼いやすいように感じます。
掲示板 の 里親 情報でもよくみかけますが、譲渡を受けることにどのような問題があるのでしょうか。
人気のオカメインコ。掲示板の里親情報での譲渡の注意は? (前編)
オカメインコってどういう鳥?
おかめのそもそもの意味としては丸い顔に低い鼻、頬が膨れている女性の姿をさします。
オカメインコですぐ目に浮かぶのは、黄色い顔に、頬はチークを塗られたように丸くオレンジに彩られ、頭頂部の毛は長いモヒカンのような姿です。
まさにおかめの名のとおり、まん丸顔に頬の丸いオレンジチーク姿がより可愛らしさを生み出して、惹かれる人たちが多いようです。
そもそものオカメインコはグレーの単色のみでした。その地味さから、ペットとして惹かれる要素はあまりなかったようです。
しかしさまざまな改良がおこなわれて、オカメインコはお馴染みの配色以外に、真っ白のタイプ、ブロンズヘアのタイプ、グレーと白のまだらタイプ、薄黄色タイプなど体と顔の色味がさまざまなタイプがあり、特徴である頬のオレンジチークがないものもたくさんいます。
また名前からみてインコの仲間と考えがちですが、実際にはオウムの仲間です。
ペットショップでも比較的常時展示されている種類ですが、近年では掲示板などに里親情報が掲載されていて、それにより無料で譲渡を受ける人も多いようです。
無料と言うことで一瞬飛びついてしまいそうですが、里親というと、最初の飼い主が何らかの事情により飼いきれなくなったために譲ると言うことがほとんどです。
その何らかの事情の中には、その子自身の噛み癖や鳴き癖などの問題行動などもないとは言えません。むしろそういった可能性は高いとも言えます。
しかしその問題行動は、前の飼い主の飼い方によって出ていた行動である可能性もあります。本当に里親情報で譲渡されたい場合は、いろいろと調べた上で行動しましょう。
人にきちんと懐くの?
オカメインコをはじめ、インコの仲間は頭のよい子が多く、人にも懐きやすいので、飼いやすい方の動物です。
ペットショップなどでもオウムの仲間は盛んにおしゃべりをしている印象を持っている人が多いと思います。
もちろん個体の性格も大きく影響しますが、大半のオカメインコの傾向からみると、メスはあまりおしゃべりをせず、オスが盛んに歌を歌ったり、おしゃべりをするということのようです。
基本的には人好きが多く、寂しがり屋の性格から飼い主を追いかけ回したりする子もいるようです。
ペットショップで購入した場合は、比較的人慣れしているため、手乗り肩乗りを飼いはじめからやってくれることが多いようです。
しかし掲示板の里親情報で譲渡されたオカメインコは雛でないことがほとんどです。
すると、元飼い主による飼い方によっては、噛み癖があったり、鳴き癖が激しかったりする場合があります。
そういった点では里親情報のみで譲渡されることにはデメリットもあります。しかしもし噛み癖があった場合でも、譲渡を受けてから治すことができないわけではありません。
まずは噛み方にもさまざまな種類があると言うことを理解する必要があります。
鳥ケージから出す場合や抱っこしようとするとき、その子の意に反して無理矢理やろうとすると強く噛む場合があります。
また全然相手にしてくれないために「遊んで!遊んで!」の意味合いで噛んでくる時や「なでなでして」と頭や顔の周りを撫でてもらうことを要求して噛んでくる時、ほとんどの場合が甘噛みだと思います。
しかしそれは、気持ちを言葉で表現できないためにおこなう行動です。
オカメインコ自身も噛む強度などで意味をもたせている場合が多いのです。
そのため飼い主は闇雲に乱暴な口調で「痛い!」と叱るばかりでなく、強くかんできた場合は「嫌がることをやってしまったのかも」と、改めて自身の行動を考えて、次回から嫌がる行動を避けるようにしましょう。
それだけでも噛む回数は減ります。
それでも強く噛むことがある場合は、低い声で「痛いよ」と言い、一緒に遊ぶことを一時中断して無視していましょう。
噛み癖や鳴き癖は、さまざまな芸を教えたり、遊び道具を与えることで少なくすることもできます。
里親情報で得た子は、中には難しい性格に育ってしまった子もいると思いますが、譲り受けた以上、しっかりとしつけて仲良く、そして長く責任を持って一緒にいられるようにしましょう。
まとめ
人気のオカメインコ。掲示板の里親情報での譲渡の注意は? (前編)
オカメインコってどういう鳥?
人にきちんと懐くの?