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オニヤンマの知られざる最強の生態とは?

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oniyamma saikyou

オニヤンマ にはみつけるとトンボに興味の薄い方でも思わず姿を追ってしまう魅力があります。しかし大きいトンボということ以外はよく知らない方も多いのではないでしょうか。

オニヤンマはみかけ以上に 最強 な生物であることをご紹介します。


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オニヤンマの知られざる最強の生態とは?


目次

  • 瞬速の飛行
  • あごの破壊力
  • ゆっくり成長が吉
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瞬速の飛行

オニヤンマも年中高速飛行をしているわけではありませんので、悠々と飛んでいるのしかみたことがないという方も多いでしょう。昆虫のなかではオニヤンマが最速とされています。

オニヤンマではないものがオニヤンマよりも速く飛んでいたらそれは新種の発見です。オニヤンマは当然のように空中停止ができます。

これと同じ要領のヘリコプターのホバリング飛行は危険が大きく度々事故を起こしていますが、オニヤンマの空中停止は安定感があり緊張せずにみていられます。

最高時速は70kmともいわれ、停止状態から一瞬で70kmにまで到達できる天性の神業です。ただ前へ前へ進む脳しかないわけではなく、高速旋回で獲物を追いつめることもできますし、後方飛行(後ろ向き飛行)で油断した天敵に一撃を加えることも可能です。

オニヤンマにのみこのようなアクロバティックな身体能力を備えるのはほかの昆虫と比べて不公平ではないかと思われそうですが、昆虫全てがオニヤンマのような身体能力を備えていたらヒトは外を出歩くことがむずかしくなります。

うっかり家のなかにハエが入ってきただけでも死ぬ思いをすることでしょう。オニヤンマのみというところに特別感と風情があり良いのではないでしょうか。


あごの破壊力

オニヤンマの食事をみたことがある方や、翅をもって捕まえようとして失敗し指先を噛まれたことのある方は噛む力の強さにびっくりしたのではないでしょうか。

蜂ではないからと油断して捕まえようとすると多少の出血に見舞われる可能性がありますので、十分注意しましょう。素手で昆虫を触るのは嫌だけれどもオニヤンマを捕まえたいという場合は薄手のビニール手袋をするとケガも軽症で済むはずです。

あまり知られていないことですが、オニヤンマは人間が恐れおののくスズメバチですら襲撃をためらうといいます。

スズメバチはちょっとしたことで人間を襲ってきますが、オニヤンマは捕まえようとしない限りあるいは飢餓状態でお弁当を奪う気でもない限り人間を襲うことはありません。

ですからオニヤンマをみかけても逃げ出す人はまずいないでしょうし、みられてラッキーくらいの気持ちです。スズメバチのなかでもモンスズメバチという種類に限りオニヤンマを捕食できるという説もあります。

オオスズメバチとオニヤンマはほぼ互角で、対峙したときのコンディションにより食べたり食べられたりという関係のようです。

もちろんオニヤンマのご飯はオオスズメバチがメインではありません。セミ、大きいアブ、ハエや蛾などを丈夫なあごでのんびり食事しています。


ゆっくり成長が吉

オニヤンマは日本全国に分布していますが、捕まえようと思ったら郊外の雑木林があるような公園やきれいな水質の湿原、湖やダム湖周辺、田んぼのあるところなどに足を運ぶとチャンスが多いでしょう。

同じ種類でも、本州の南部の温かい地域では大型になりやすく北日本のほうでは比較的小さい個体が多いようです。

トンボのヤゴ(幼虫)は1年で成体になるのが一般ですが、オニヤンマはヤゴの状態で2~5年ほど過ごします。このヤゴでいる時間の長さが昆虫界最強の身体能力をつくるのに必要なのでしょう。

ヤゴは小川、池、用水路、湿地などきれいな水辺で生活しているので探してみてください。成体は6月頃から姿をあらわします。オニヤンマは群れるイメージがないですが、半人前の未成熟な間は数匹~10数匹で高いところを飛んでいるので目にする機会が少ないのです。

やがて一人前になるとオスは同じ場所を何度も往復飛行しているのでオスだとすぐにわかります。

これは縄張りをパトロールしているのです。縄張りのなかを時速70kmで飛行するのは能力の持ち腐れのような気もしますが、意外と知能が高くないことがわかってきています。

オス自身はほかのオスメスの区別がついていないようなのです。飛んでいるものは全てメスと認識してオスメス関係なく追いかけています。

ですからパトロールなのかカンちがい求愛行動なのかは、相手の性別でわかります。

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まとめ

オニヤンマの知られざる最強の生態とは?
瞬速の飛行
あごの破壊力
ゆっくり成長が吉

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Filed Under: 昆虫, オニヤンマ 関連タグ:オニヤンマ, 最強

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