人間よりもペットの介護に興味がある方は多いことでしょう。ペットの増加と長寿化で ペット介護士 の需要はますます高まると予測されます。
そこで心配になるのが資格取得の 難易度 ですが、チャレンジして挫折しないで最後まで頑張れるか検討してみましょう。
選択肢は多い?ペット介護士の難易度と進路
時間があれば取得できるはず
ペット介護士は国家資格ではなく、民間資格です。つまりそれぞれの資格認定団体が講座を開設して試験を実施して一定以上の成績をとることができれば、晴れて資格取得となり証明書を受け取ることができます。
民間資格のため名称も一つではなく、ペット介護士や動物介護士が多いようです。どこそこの学校の資格が楽に取得できるとか、あちらは成績評価が厳しいなどということはまずないと心得ましょう。
何が楽で何がつらいかは人それぞれ異なりますし、実際に受講している方のご意見は貴重ですが鵜呑みにはしないほうが良いでしょう。
ましてやインターネットの情報はアテになりません。ライバル校の関係者が書き込みをすることは十分考えられますし、その日の気分で適当なことを吹聴する方もいらっしゃいます。
就職活動での有利・不利はあるとしたらたとえばその職場で働いている修了生がとても勤務態度が良いので、同じ学校の講座を修了しているひとを採用しようなどということはあるかもしれませんが、それは運次第と考えて仕方のないことです。
いくつかの講座の資料を請求して比較検討しますが、優先順位を決めておきましょう。費用、通学か通信か、就職支援などご自身なりのお考えがあるでしょうから、パンフレットの華やかさに惑わされないように気をつけましょう。
今現在、仕事をお持ちの方が受講する場合は、通学よりも通信講座のほうが両立しやすいです。ただし仕事から疲れて帰ってきて、勉強をするというのは想像以上につらいものがあります。
仕事も講座も中途半端にならないようにするには強い意志が不可欠です。難易度の高低は自分自身のなかにあるといえるでしょう。
興味がないとつらい
ペットに関心がない方がペット介護士になろうとは思わないかもしれませんが、ほかの資格との消去法でペット介護士を選択すると勉強がつらくなります。
主に犬と猫について一通り学びますが、種類にしても生態や行動にしても興味がないと頭に入りにくくなります。
飼ったことのある方のほうが家で暮らしていくための基礎などは理解しやすいでしょうから、そのような方から「勉強も楽しいからオススメ」などといわれてよく考えずに受講すると騙された気分になるかもしれません。
獣医さんほどではありませんが、介護士というからには病気の知識、食事、トレーニング、リハビリなど学習することは多岐に渡ります。
お金と時間のある方は通学の専門学校に通って周囲の人達と叱咤激励し合いながら過ごすのが良い思い出にもなりオススメです。
2年制の専門学校の場合は年間100~200万円ほどかかります。通信講座は5~10万円以下で済むことが多いので気軽に始められます。
成績が優秀だと費用が返還されたりする制度を設けているところも多いですが、いくら自信があっても相対評価ですからお金が戻ってくることを前提に収支計画を立てるのは危険です。
さいごは自助努力次第
自助努力が足りなかったといわれるのは責任転嫁ではないかという考え方も強く存在しますが、その学校がどんなに就職支援に力を入れていても希望通りの仕事が全員に割り当てられることはありません。
支援といっても求人を紹介するだけでほぼなにもしていないも同然のところもあるでしょうし、利用できるものは何でも利用して自分で仕事をみつけてくるという気概は必要です。
仕事をしながらの勉強ですと、どうしても講座のスケジュール通りに学習が進まないこともあるでしょう。
そのときに在籍を延長できる教育保証制度がある講座は良心的です。延長期間分の費用は無料であればなお良いです。
動物系の専門学校で通学と通信の両方を設置している学校は通信の受講生も希望すれば実務研修に参加できる場合が一般的ですから、参加をオススメします。
最後に、難易度の高い資格ではありませんが、よほどの貯金があるとか転職先が決定しているとかでなければ仕事をやめて勉強するのはやめたほうが賢明です。
まとめ
選択肢は多い?ペット介護士の難易度と進路
時間があれば取得できるはず
興味がないとつらい
さいごは自助努力次第