ラグドール はとても人気のある猫ですが、人気者ゆえに軽い気持ちで後先考えずに飼い始めてやっぱり飼えないと手放すひとも多いようです。
ですから 里親 を待っているラグドールも少なくないのです。里親になる資格を満たしているか確認してみましょう。
ラグドールの里親になりたい!条件と心得
一定の条件はある
ペットショップやブリーダーから購入する場合は、無条件なことが一般的です。
家族構成や年齢を心配して売るのをためらうことはまずありません。しかし里親には条件があります。
募集先によって多少の差異はあるとして、一般的には次のようなものです。
- 里親の年齢が20歳以上60歳以下であること。
- 単身世帯や未婚のカップル世帯でないこと。
- 現在、犬猫を飼育していないこと。
- ラグドールの里子を迎えることに家族全員が賛成している。
- 経済的、時間的に余裕があり責任をもって終生にわたってお世話できる。
- ペットの飼育可能な物件に住み、引越しや転勤の予定があっても問題ないこと。
- 宗教上の理由などをもちださず、去勢や避妊手術に同意すること。
などがあげられます。この条件をみて面倒くさくなったら、やめておきましょう。
ぬいぐるみのようなラグドールをちょっとタダで引きとって飼ってみたいかも、むずかしそうならまた里子に出せばOKでしょ、という方は不適格です。
みつかる保証はない
人間でも動物でも希望の里子がみつかる可能性は低いです。それでも人間の場合は里子のほうの希望や感情がありますが、動物は選ばれるのを待つのみです。
ラグドールの子猫を店頭やブリーダーから購入することにこだわりがないのであれば里親募集の情報収集をしてみましょう。純血種で血統や色柄に条件をつけたい方には向いていません。
動物保護団体や動物病院、インターネット上の掲示板、お住まいの地域情報紙などをチェックします。動物保護団体にもまともなところ、そうではないところいろいろあります。
インターネットの掲示板も同様ですが、きちんと連絡がとれるところ以外とは関わらないほうが良いでしょう。
メールのみでお電話は不可、などというのはまず信用できません。
地域情報紙に里親募集の案内が掲載されている場合は、直接相手の連絡先が記載されていたり発行元に問い合わせると電話番号を教えてもらえたりします。
相手の家に直接来てほしいと招かれることが多いですが、抵抗のある方は近場の公園などにラグドールと一緒に来てもらうと良いです。動物病院での募集は最も信頼性が高いといえるでしょう。
ワクチンの接種、避妊や去勢手術など一通り済ませた里子を引きとることができます。当然、人気がありますのでこまめにチェックしないと出遅れます。
相手をみきわめる
悪質な里親募集に引っかからないためには、ご自分ひとりで情報収集しないことが大切です。
里子というと人間ならお子さんをイメージしますが、特にラグドールは子猫の募集は少ないです。
どうしても子猫を飼いたい場合はこまめに情報収集をして何年も待つ心構えでゆったり気長に待ちましょう。
そんな悠長なことをしていたら年齢制限に達してしまう、今すぐにでも飼い始めてセラピー効果をもらいたいのだ、というのであれば購入をお勧めします。
ペットショップでは10~20万円ほど、ブリーダーなら10万円前後が相場です。これより安くても高くても不信感をはたらかせましょう。あるいは成猫を譲り受けることも検討すべきです。
動物の里親というのは本来は、ひとつでも多くの命を助けたいという気持ちから名乗りを上げるべきもので、ご自身の好みなどは二の次という考えの方に向いているのです。
ですから原則無料なのですし、エサやペットグッズなど使用していたものを譲ってもらうこともあります。
成猫を引きとることにためらいのある理由の一つに、子猫よりなつきにくいのではないかという心配があるようです。
しかしラグドールはやさしく温和で環境の変化にも慣れやすい猫です。個体差はありますが時間がかかっても焦らずに見守りましょう。
飼い主はどんなひとなのか、じっくり観察するのは子猫も成猫も変わりません。神経質な一面もお持ちなので、あまりにも粗暴な扱いをするのはやめましょう。
ご自分はただの飼い主ではなく、里親であることを忘れないようにしてください。
まとめ
ラグドールの里親になりたい!条件と心得
一定の条件はある
みつかる保証はない
相手をみきわめる