リスザル を飼うにはどのような 飼い方 をするとよいのでしょうか。リスザルというと肩に乗せてお散歩ができて、りんごを頬張るおとなしいペットなどとイメージされる方も多いことでしょう。しかし実のところ犬猫よりもずっと大変で、決して楽な生活ではありません。
今回は、リスザルの生態や飼育方法についてお伝えいたします。
リスザルの飼い方・生態・価格・餌・飼育に必要な物
リスザルの価格と飼い方
リスザルはリスと猿の交配種ではありません。れっきとしたサルであり、体長30cmほどと小型なこととリスの耳と尻尾をつければ似ていないこともないことが特徴です。
静かという意味ではなく行動がおとなしめで人懐っこい性格です。
平均販売価格は40~50万円とやや高価です。飼育にはゲージはまず必要です。
おとなしいのなら放し飼いで様子をみようと思っているとエライ目に遭います。
リスザルのライフスタイルは大きく2種類あります。
一つは夜間や留守のときのみゲージに入って過ごしてもらい、あとはゲージの外で自由にさせる生活です。
もう一つは1日中ゲージのなかで過ごしてもらうものです。
後者を選択する場合は、運動不足にならないように大きいゲージを用意しなくてはなりません。
理想としては縦横2メートル四方くらいあれば十分ですが、こんな大きなゲージを置ける一般住宅はむずかしいでしょう。ゲージのお掃除も大変です。
となると1日の何時間かは外に出すというのが現実的です。そのほか、エサ、給水器、止まり木、防寒用のヒーターも準備しましょう。
そして問題はおトイレです。場所を決めてしてもらうのはあきらめましょう。
好きなところでするので飼い主としてはオムツを検討するのですが、オムツを嫌がってストレスが溜まることもあります。
リスザルのストレスかフン尿を撒き散らされる飼い主のストレスでは、リスザルのストレスを減らすのは当然です。
リスザルの生態
犬猫のようなしつけはできないと考えましょう。サルですから、活発なことはもちろんですがデリケートな面もお持ちです。
機嫌よく遊んでいるなと思ったら、いきなりモンスター化して噛みついてくることもありますし飼い主の思い通りになることは9割以上ないと心得ましょう。
かわいいリスザルとほのぼのライフを夢みていた飼い主さんは、現実とは思えない惨状にがく然となさるかもしれません。しかしリスザルには全く悪気はないのです。
本来は集団生活を営んでいるおサルさんですから、ひとりでいるのは得意ではありません。飼い主やご家族が構ってあげないとストレスで発狂したようにさみしげに鳴き始めます。
予想以上に大変でどうでもよくなり、ゲージにずっと閉じ込めてしまう飼い主にはならないようにしましょう。
自分の毛をかきむしったり噛んだりし始めたら最終通告です。
こうなる前に、インターネットで里親さんを募集して引き取っていただくのが名案です。
ペットショップでは高価なため、元気で健康なうちに探せば早くみつかりお互いのためです。
リスザルの飼育に必要な物
飼う前にあまり想定しないことの一つに「におい」があげられます。
ペットショップなどで対面したときは気にならないかもしれませんが、いざ家に連れ帰って数時間~一昼夜を過ぎると徐々に気になってくるものです。
リスザルのにおいはキツイですしトイレもしたいときに自由なところでします。毎日のお掃除は必須です。
時間がないとサボると家にあるもの全部ににおいが染みついてしまいますし、その空間にいるのも苦痛になります。
お忙しい方、お掃除が苦手な方が飼うと目に余る状態にあっという間になってしまいます。
芳香剤やアロマオイル、お香などをジャンジャン使えば何日かはしのげるのではないか、というのも浅はかな考えです。
そんなに沢山の香りが入り混じったらヒトもリスザルも具合が悪くなることは間違いないでしょう。
それに芳香剤などは安くないのでエサ代よりも高くついてしまうかもしれません。
ご飯はペットにとって1日の楽しみですから、モンキーフードだけにして節約しようというのはかわいそうです。
モンキーフードに果物や野菜、牛乳をまぜてミルク粥のようにしたり、ごほうび的な意味合いでときどきパンやクッキーなどを与えると嬉しそうに食べます。
甘いものは控えめに1日1回で十分です。
まとめ
リスザルの飼い方・生態・価格・餌・飼育に必要な物
リスザルの価格と飼い方
リスザルの生態
リスザルの飼育に必要な物