サイベリアン はロシアと言う寒い国で生まれた猫なので、トリプルコートと呼ばれる珍しい被毛を持っています。 性格 は狩りをするためか辛抱強く、穏和で従順、賢さも犬に引けをとりません。
今回は、サイベリアンの性格や特徴、飼い方のコツをご紹介いたします。
サイベリアンの性格・特徴・飼い方・病気
サイベリアンの特徴
サイベリアンは、ロシアで自然発生的に現れた猫種と言われています。そのために野生の特色を色濃く残した猫種となっています。
通常、暖かい国の猫の被毛はシングルコートと呼ばれています。熱さに負けてしまわないように、被毛が薄くなっています。
そして、ある程度寒い地方の猫種はダブルコートと呼ばれて、被毛の内側にまるで鳥の羽毛のように、暖かい柔らかい毛が二重に生えています。
そしてサイベリアンは、さすがにロシアと言う寒い国で、生まれた猫なので、トリプルコートと呼ばれる珍しい被毛を持っています。
そして、この被毛がサイベリアンを犬のような性格にしています。犬の特徴というと、狩猟本能です。
通常の猫であればロシアで、川に入って魚などをとれば体が凍ってしまいます。しかし、サイベリアンはトリプルコート、ロシアの冷たい川も平気で入って魚を獲ってくるのです。
狩りで鍛えられたのかとても賢く、犬のようにしつけられるため、ロシアではサーカスでも使われていたことがあります。
サイベリアンの性格的
上記にも記したように、サイベリアンは狩猟本能がとても強い猫種です。
そのために、泳ぐことも得意で、雪の上を走ることも得意で、大型猫では考えられない跳躍力を持ち、木に登るのもお手のものです。
狩りをするせいか、性格も辛抱強く、穏和で従順、賢さも犬に引けをとりません。
猫によっては、おすわりや、投げたボールをとって来る、などができる猫もいます。体も猫種の中では大きい方で、大きなオスでは最大10kgにも成長します。
見た目が猫で性格が犬的なペットが欲しい人には、最高の猫と言えるのではないでしょうか。
歴代大統領に愛された猫
サイベリアンは、犬のように人懐っこく甘えっ子な一面もありながら、家族に対する愛情の深さと、他人に対する冷たさを持ち、まさに犬の特徴と猫の特徴を兼ね備えています。
そのため、ロシアでは歴代大統領から愛されて、飼われてきました。ロシアの初代大統領のゴルバチョフ大統領やメドヴェージェフ大統領が飼っていました。
近年では、秋田県知事にプーチン大統領からロシアを代表する猫種として、サイベリアンが贈られています。
サイベリアンの飼い方
サイベリアンを飼う際、一番重要となるのが被毛の管理になります。
毛玉にもなりやすく、毎日のブラッシングは欠かせません。ブラッシングを怠ると、毛求症などの病気なってしまいます。固まった被毛は、ダニやノミの巣窟となり、皮膚病の原因にもなります。
寒い荒地に住んできた猫のために寒さには強いのですが、暑さに非常に弱く、室内飼いであれば特に夏の暑い日はエアコンの管理をしっかりしないと、熱中症にかかりやすくなってしまいます。
性格的には、穏和でどんな猫とも友達になれる、優しい性格ですが、自立心が強いために自分から外にでて、近所の猫に会いに行ってしまうこともあります。
また狩猟本能が強いため、通常の猫に比べて、水への恐怖心が薄く、子猫のうちは勝手に水に入ってしまう危険性もあるので、水回りには気を付けましょう。
躾に関しては、犬並みの賢さを兼ね備えているので、とても躾しやすくなっています。もともと狩猟本能の強い猫なので、室内飼いであればキャットタワーなどを用意するか、毎日ストレス発散できるように、遊んであげることが必要となります。
ただし、体の大きい猫種なので、キャットタワーは頑丈なものを準備してください。
猫の気まぐれさと、犬の忠実で穏和な所を両方兼ね備えた猫を飼いたければサイベリアンがお勧めです。
まとめ
サイベリアンの性格・特徴・飼い方・病気
サイベリアンの特徴
サイベリアンの性格
歴代大統領に愛された猫
サイベリアンの飼い方