しなやかな体つきと、優雅な身のこなし、特徴的な色合いと猫らしいツンデレ感で、昔から大人気の シャム猫 ですが、いざ欲しいとなると気になるのが、お 値段 です。
高貴な雰囲気を漂わせるシャム猫のお値段は実際いかほどなのでしょうか。
昔は高価、今はお手頃で選び放題!シャム猫のお値段。
シャム猫の歴史
シャム猫の魅力は、歴史を見てもよくわかります。
1300年ごろには、もうすでにシャム猫の起源となる猫がタイにいたとされています。タイでは富裕層や王宮、寺院などの上流階級の人しか飼う事ができず、とても高級な猫でした。
タイのイギリス領事館で働いていた人が、シャム猫を気に入り、持ち帰りキャットショーにだしたことで、有名になりました。
その後、その美しい身のこなしや、優雅な姿に魅了された人々が次々とシャム猫の人気に火をつけて、世界的に有名な猫となりました。
シャム猫の人気が下火に
現在のシャム猫は、とても高価と呼べる種類ではなくなってしまいました。なぜならば、現代の猫の種類は、102種類とひとつの種にもかかわらず、とても多いのです。
最近ではとても人気が出た、マンチカンやアメリカンショートヘアの魅力に押され気味で、シャム猫もお値段がお安くなってきています。
また、いろいろな交配をかさねて、それぞれの種類でも、長毛種と短毛種がおり、シャム猫の長毛種はバリニーズという別名で登録されています。
日本ではシャム猫と昔のタイの名前で呼ばれていることが多いのですが、海外ではシャム猫をサイアミーズと呼んでいます。
ですので「シャム猫」という名前すらも、これからは無くなっていくのかもしれません。
シャム猫のお値段
シャム猫の子猫の平均相場としては、8万~20万円です。ブリーダーさんからの購入だとしても10万~20万円とあまり変わりがありません。
バブル当時のシャム猫はとても人気があり、一時期は30万~40万円というお値段の時代もありましたが、当時から比べると、現在では格安で飼うことができます。
しかし、どの猫種でも言えることですが、やはり親猫がキャットショーなどで、賞をとった経験などがあると平均価格よりもずっと、お高いお値段になってしまいます。
シャム猫の色の種類
一般人からみると、シャム猫は一色しかないように見えますが、シャム好きの人たちかみると、4種類の色にわかれているそうです。
まずは一般素人から見て、これが如何にもシャム猫!と言える色合い、鼻先が黒く見えるけどこげ茶色なシールポイント、シールポントよりも薄い色あいのこげ茶がチョコレートポイント、そしてチョコレートポイントよりも、もっと色合いが薄くてブルーやグレーに近い感じの色あいのブルーポイント、それ以上に色あいが白に近いくらいのライラックポイントと、この4種類にわけられます。
人気なのはやはり珍しいライラックやブルーポイントのようですが、お値段の違いは少しのようで、チョコレートポイントやシールポイントでも、親がチャンピオン猫だと、ライラックなどよりもお高くなるようです。
驚いたことに同じシャム猫でも、生まれてから体に斑点や縞模様がでる猫がいますが、これはまた別名でカラーポイントショートヘアーと呼ばれて、平均価格が20万~30万円と一段と高くなります。
シャム猫という定義ではなくて、別種の珍しい種類ということで、値段が高くなってしまうようです。
里親募集も利用しましょう
ペットショップやブリーダーさんから、猫の買うのもありですが、最近では里親などでも、子猫の親や、訳ありの飼い主さんが手放さざるおえなくなった、シャム猫の引き取り手の募集などをしています。
きちんとワクチンの接種の有無や、去勢の有無なども書かれているので、小さな命を助けるつもりで、新たな家族を探してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
昔は高価、今はお手頃で選び放題!シャム猫のお値段。
シャム猫の歴史
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シャム猫の色の種類
里親募集も利用しましょう