シーズー は愛玩犬として飼育されており、人間に寄り添って生活してくれる犬種です。
そんなシーズーの平均 寿命 は他の小型犬や中型犬と同じくらいです。飼っているシーズーの寿命をより長く、健康的に生活できるような飼育方法をご紹介します。
シーズーの寿命と飼育方法
シーズーの性格
シーズーは愛玩犬としての歴史が長く、性格も非常に穏やかで無駄吠えも少なく飼育しやすい犬種です。
物覚えはあまりよくなく、頑固な一面もあるためしつけは根気よく行う必要があります。しかし頭は悪くないので、一度しつけや活習慣を覚えさせれば規律をしっかりと守ってくれます。
穏やかな性格の一方、遊びや散歩には活発的です。頑固なこともあり、遊び方や散歩の道順にこだわりがある場合もあります。
人懐っこい性格をしているため、家族に関わらずさまざまな人にすぐに心を開いてくれます。社交性の高い犬種です。
シーズーの寿命
シーズーの寿命は13歳から15歳程度といわれています。なかには、日本でも20年以上生きたシーズーもいます。
小型犬は比較的寿命が長いため、日々の生活に気を遣ってあげることでより寿命を延ばせる可能性があります。
近年ではドッグフードの質も向上しているため平均寿命が延びているともいわれています。エアコンなどが普及したことで室温の管理もしやすくなり、犬用の健康グッズなどもさまざま販売されています。
愛情を持ってシーズーの体調に合わせた生活をすることが長生きの秘訣です。シーズーの特性や個性を理解して、それに適した過ごしやすい環境をつくることが大切です。
シーズーの罹りやすい病気
皮膚病
シーズーはアレルギー体質な個体が多いといわれています。皮膚病の原因はアレルギーだけではなく、常在菌が繁殖して発症する場合もあります。
こまめにトリミングしたり、薬用シャンプーを使ったり、日々ブラッシングをすることで皮膚病のリスクを減らします。
結膜炎や角膜炎
シーズーは鼻が低く眼球が少し突出しているため、目に傷ができやすいです。傷ができることで結膜炎や角膜炎に進行する可能性があります。
シーズーは鼻の周りの毛や目の上の毛が眼球に触れやすいのでこまめにトリミングをする必要があります。眼球に毛が入ってしまうことで傷つく恐れがあります。
外耳炎
シーズーのような耳の垂れている犬種は外耳炎になる可能性も高いです。耳の中の汚れが取り除きにくい構造をしているため、不潔な状態になりやすいです。
耳の中から悪臭がしたり、黒い耳垢が大量にできていたりすると外耳炎の可能性があります。
熱中症
シーズーは高温多湿に適しておらず、足も短いため地面の熱さを身体全体に受けてしまいます。
そのため、熱中症にも罹りやすいです。留守番の際には必ず冷房で適切な気温を保つ必要があります。
鼻腔狭窄
シーズーのように鼻の短い犬種が罹りやすい先天性疾患です。鼻腔が狭くなっている状態なので、体内に空気を取り込むのが苦手です。
激しい運動や高温多湿な状況の際は酸欠になりやすく非常に苦しい状態です。
シーズーの飼育方法
シーズーは毛が抜けにくい犬種のため、カットしないと延々と伸びてしまいます。そのため定期的なトリミングやシャンプーは必ず行います。
同時に耳の中の毛も抜いて清潔さをキープできるようにします。肌が弱かったり皮膚病があったり、アレルギーがある個体が多いため薬用シャンプーを使用することをおすすめします。
また、高温多湿が苦手なので室内温度は25度前後をキープします。湿度が高すぎるときは除湿も必要です。
シーズーは足が短いため、特に夏場のアスファルトの熱さには気を遣う必要があります。散歩の時間帯は熱中症になりにくい早朝や夕方に行くのがおすすめです。
運動を多く必要とする犬種ではありませんが、毎日散歩や遊びの時間は必ずとります。シーズーは人間とのコミュニケーションが非常に好きなので積極的にスキンシップをとります。散歩の道順や遊び方はシーズーのこだわりに合わせてあげることも大切です。
日々、スキンシップを行いながら身体や体調をチェックすることで病気の早期発見または予防にもつながります。また、定期的な健康診断を行うことでより安心できます。
まとめ
シーズーの性格
シーズーの寿命
シーズーの罹りやすい病気
シーズーの飼育方法