柴犬 をはじめとした日本犬の人気は、今や世界中に拡大しています。
長年の狩猟犬としての役割から、飼い主に非常に従順で 警戒心が強い 性格 と言われて、現代の柴犬もその性格を引き継いでいます。
この性格のために飼育環境で何か気をつけなければならないことがあるのでしょうか。
日本犬で一番人気の柴犬の性格は警戒心が強い?(前編)
柴犬をはじめとした日本犬の人気とは?
厚生労働省の調べでは、平成29年度時点での犬の登録頭数63万2,500頭以上となっています。
一方、平成28年度調査ではありますが、一般社団法人ジャパンケネルクラブで発表されている犬種別登録数において、全犬種中柴犬は5番目に多く登録されており、1万8,000頭以上となっています。
登録犬種別では日本犬の中でもっとも多く登録されていることになります。
柴犬は昔から賢い犬として日本国内で親しまれてきた中で、正式な犬種としては認められていないものの豆柴や小豆柴といった柴犬をより小型に改良した種類が増えてきたことにより、長年かけても人気が落ちることがありませんでした。
柴犬だけに関わらず、全世界でも日本犬人気が高まっています。
日本犬の中でも大型犬となる秋田犬は、日本特有の狭小の家や狭い庭では中々飼うことが難しいことから、都会的な地域では目にすることは難しくなっていました。
しかし動物番組の中で秋田犬をブサカワと言って、端整な顔立ちとは言いがたいが、かえって愛嬌が際立って非常に愛らしいという意味の言葉で秋田犬を表現して、改めて秋田犬の存在が注目されるようになりました。
また日本からロシアの女子フィギュアスケーターに秋田犬を贈ったことにより、秋田犬は日本だけにとどまらず世界でもより広く認知されることとなりました。
日本での秋田犬のように、どの国でも人気の犬種とは数年かけて変化していく場合が多いでしょう。
しかし柴犬が人気の犬種として常に上位にいると言うことにはどのような理由があるのでしょうか。
柴犬の特徴としては、長きに渡って狩猟犬として活躍していたこともあることから、飼い主の指示に明確に従う非常に賢い従順さがある一方で、獣をみつけ追い込むような勇敢さももっていました。
そのため狩猟以外でも常に周囲の動きに敏感で警戒心が強い性格と言われています。この性格は近年になっても引き継がれています。
柴犬自体は小型犬ですが、体の大きさに勝る勇ましさと、生真面目とも言える飼い主に対する主従関係を第一に考える武士のような性格は、海外では「日本人そのものの性格を持つ犬」とも言われて親しまれているそうです。
まとめ
日本犬で一番人気の柴犬の性格は警戒心が強い?(前編)
柴犬をはじめとした日本犬の人気とは?