シベリアンハスキー の愛嬌の良さに惹かれて飼ってみたいとお考えの方は多いことでしょう。みた感じはクールというよりも少々おとぼけな印象もありますが、 性格 は育て方次第のところが大きいでしょう。
シベリアンハスキーの魅力を最大限引き出すにはどうしたら良いのか考察します。
シベリアンハスキーは性格もハンサム?飼い主の心得
みかけより楽天家
シベリア原産で吹雪のなかをソリを引いてくれるような犬種ですから、とても賢い遺伝子を持っていることは間違いありません。もともと体幹がしっかりしている上に体力も持久力も並以上ですから、大人しく室内で遊ぶのは苦手です。
散歩の時間が短いとストレスで食欲を失くしたり躁うつのような状態にもなりかねません。散歩は少なくとも1日2回、1時間はするべきです。
それが面倒だという方は向いていません。注意点は散歩途中で1回は強制的に休憩したほうが良いことです。
大型犬にしては珍しく寄り道をせずにササーッと前進しようとするのがこの犬種の特徴です。飼い主さんがお休みの日にはドッグランなどができる広いところに連れて行って、思う存分走らせると喜びます。
遊ぶことも大好きですから、遊び道具をいろいろ持って行きましょう。人間に対しては基本的にフレンドリーです。よほどの心理的トラウマになる出来事にでも遭遇しなければ、人間不信になることはないでしょう。
ただし、納得のいかないことがあると賢い仕返しのようないたずらをされることはあります。犬は口がきけませんが、相手が謝罪すればきちんと理解できます。ひとり言のようになってしまいますが、話し合いをするのも信頼関係を築くには有益な時間になるでしょう。
理不尽に叱られていつのまにか姿を消してしまい、帰ってこないこともあります。これは放浪癖の素質がもともとあること、意外と無鉄砲な楽天家のところがあることにも起因します。
外交的で聡明
賢いことは確かなのですが、マイペースでおめでたい性格はしつけには向きません。犬を飼ったことのない方が初めて飼うにはむずかしいといえます。
赤ちゃんのうちは持ち上げて飼い主の意のままに移動できることが多いでしょう。しかし大きくなるとそうはいきません。
外で飼い主が引きずられて転倒したり車や電車にはねられることは珍しくない事故です。散歩の度にケガをしていては毎日のことですから身がもちません。
したがって幼少期からのリーダーウォークの訓練は必須です。これも素人にはなかなかむずかしいですから、ご自分では不安を感じたらあまり大きくなりすぎないうちに、トレーナーさんに一任したほうがお互いのためです。
シベリアンハスキーは知らない人に会うことが得意でむしろ喜びます。また大きくなってくると、遠吠えの心配もあります。先祖は遠くの仲間と遠吠えでコミュニケーションをとっていましたから、飼い犬になったからといってその習慣がなくなることはありません。
住宅街では近隣トラブルにもなりかねませんが、だからといって声帯を切除するようなことは病気でもない限り慎むべきです。
テンションは気候次第
日本の寒さはシベリアの比ではありませんが、寒くなってくると生き生きしてくる犬種です。人間の子どもではありませんので、雪のなか長時間外にいたからといって体調を崩すことはまずありませんし、好きなだけ外にいさせてあげましょう。
ですから、お庭のある一軒家のほうが良いことはいうまでもありません。集合住宅だけれどもどうしても飼ってみたいという場合は、近所にドッグランのある大きい公園があるなどの環境を用意することが最低限の飼い主の責任です。
冬場は夏場よりも多めに散歩に行き、運動不足を解消します。夏はもちろん苦手ですから、日中は避けましょう。
昨今は早朝から暑いことが多いですが、明けの星の時間に散歩に出るまではしなくて良いです。
日没後も夜中までアスファルトの熱が冷めなかったりしますが、もし嫌がらなければ靴を履かせて散歩に出るのも検討しましょう。
暑いのは苦手ですが、外出しないことがいちばんのストレスになるので必ず1日1回は散歩に行きましょう。
外に出ることで社会の一員であることを実感し満足感を得るような賢い犬種ですから、飼い主さんも社交的なほうがより楽しく過ごせるでしょう。
まとめ
シベリアンハスキーは性格もハンサム?飼い主の心得
みかけより楽天家
外交的で聡明
テンションは気候次第