シェルティの愛称で呼ばれるくらい有名で、歴史の中でも延々と愛され続けてきた犬種、それが シェットランドシープドック です。
なぜにこの犬種はこんなにも、愛されるのでしょうか? 性格 でしょうか?見た目でしょうか?長い歴史の中でなぜファンが多いのかその魅力にスポットをあててみました。
シェットランドシープドックが長年愛される理由は性格?
シェットランドシープドックについて
イギリスにある、シェットランド諸島が原産の犬種です。孤島で牧羊犬として飼われていました。そのために名前が、シェットランド諸島のシープドックと名付けられています。
とても良く似た犬種で、コリー犬という種類がありますが、シェットランドシープドックの祖先に、このコリー犬が関わっていた可能性もあると、一説には言われているように、コリー犬とシェルティの違いは大きさだけで、パッと見同じ毛色であれば、ほとんど変わりがありません。
しかし、シェルティに関しては、大きさの既定があり、展覧会などにでる際は大高33cm~40.6cm以内でなければでることができません。
そして毛色に関しても、コリーが黒系を認められていないのに比べて、シェルティに関しては、ブラックタンなどの黒い色も認められています。
愛される理由は被毛にあり?
長年愛されてきた理由の一つとして、その被毛の美しさがあります。寒い国が原産ということで、ダブルコートと呼ばれる上毛と下毛におおわれています。
上毛はまっすぐで、手触りが荒いもので、下毛は短く柔らかい保温性の高いものの二重構造となっています。
そのために表面はサラサラ、中はフワフワで、触れてみた時のボリューム感はシェルティならではで、このボリューム感のファンも多いのではないでしょうか。
特に首回りの被毛は、まるでライオンの鬣のように、顔周りについているため、小さくて愛らしく、それでいて気品があって凛々しい顔を際立たせてくれます。
愛される理由は性格にあり?
長年牧羊犬として飼われてきたために、飼い主にとても忠実で誠実、そして行動力と俊敏性を兼ね備え、尚且つ賢いと言う、これほど犬としての良い資質を兼ね備えた犬は、シェルティやコリー以外では、いないのではないでしょうか。
犬に可愛らしさや癒しを求めるのではなくて、犬本来の狩猟能力や、忠実さや相棒感を求めるのなら、これほど良い犬種はいません。
しかし、飼い主をきちんと自分のリーダーと認めないと忠実で誠実な部分も、なりを潜めてしまい、持ち前の用心深さが仇になり、リーダーのいない不安から、人に噛みつくようになったりします。
もともとの狩猟本能が強いために、走り回るものや、逃げるものを追いかける習性があり、小さな子供がいる家には向いていない犬種です。
飼い主次第でいくらでも変われる犬なので、犬を飼いなれた人には、たまらない犬種なのかもしれません。
犬を飼う初心者向きではない犬種
シェルティは、犬を飼ったことのない人には、不向きな犬です。
シェルティの持つ、従順さや誠実さ、賢さや敏捷性は、それをうまく使いこなす飼い主でないと、逆に悪影響を生み出します。
シェルティはもともと牧羊犬だったために、すぐに吠えます。その声で仕事をしていたので、吠えることを抑えるのは、本当にシェルティ自身がリーダーと認めた人間にしか止められないのです。
ただただ甘やかすことしかできない飼い主であれば、シェルティは凶暴になり、誰彼かまわず吠えまくり、追いかけ回す駄犬となってしまうでしょう。
飼い主が犬を服従させるほどの威厳と、その犬種に対する正しい知識を持って、接しないといけない犬種だと自覚して、シェルティは飼う必要性があります。
飼い主の力量が試される犬、それがシェットランドシープドックの本当の魅力なのかもしれません。
まとめ
シェットランドシープドックが長年愛される理由は性格?
シェットランドシープドックについて
愛される理由は被毛にあり?
愛される理由は性格にあり?
犬を飼う初心者向きではない犬種