シマリス を 飼育 するためには、生後2、3か月くらいの子リスから飼うのがベストです。ペットショップやシマリス専門のブリーダーから購入し、実際に目で見て元気な子を買いましょう。
今回は、シマリスの飼育方法や特徴・寿命などをご紹介いたします。
シマリスの飼育・特徴・寿命・餌・飼育道具・飼い方のコツ
シマリスとは
シマリスは正式には、哺乳類ネズミ目リス科のシマリス属という分類があり、24~25種類ほど、シマリス属だけで存在しています。
日本では、ペットショップなどで売られているシマリスを見て、北海道のエゾシマリスかと勘違いしている人も、たくさんいるのではないでしょうか。
実は、売られているシマリスは輸入してきたチョウセンシマリス、またはチュウゴクシマリスです。
北海道のエゾシマリスは鳥獣保護法で、捕獲や飼育が禁止されています。ご注意ください。
通常リス科の動物は木の上に住むタイプと、地面に穴を掘って住むタイプがいますが、シマリスに関しては両方で生活することができます。
エゾシマリスに関しては冬眠すると言われていますが、チュウゴクシマリスやチョウセンシマリスは冬眠しないと言われています。
ハムスターなどは夜行性ですが、シマリスは昼行性なので昼間動き回り、夜はきちんと寝てくれます。
寿命は飼育下なら6~8年前後になります。性格は個体差があり、すべての個体が手乗りリスになってくれるかと言うと、そうでもありません。
全く懐かずに発情期には、凶暴化して噛みつきリスに変貌する個体も多いので、飼う際はある程度の覚悟が必要です。
飼育グッズと餌
まずはゲージを購入しておきます。ゲージは5千円~2万円前後で、運動量を保つために必ず、背の高いゲージを購入してください。
後はお好みで、回し車や枝、お布団など色々な小物がネットでも販売されています。
気に入った物を購入して、ゲージ内を飾っても楽しめます。
トイレは、シマリスがいつも決まってする場所に設置するようにしましょう。
餌は、種子や雑穀、野菜の葉ものやイモ類、果物などが主食です。よく知られているひまわりの種は、脂肪分が多いのでおやつで時々与えるだけにしておきましょう。
また、野生下でもよく食べるのがどんぐりです。近所の公園などで、拾ってきて与えてみてもよいでしょう。
拾ってきて保管する際は、必ず茹でた後に乾燥させましょう。そのまま保管しておくと、虫がわいてくる可能性もあるので、注意が必要です。
シマリスの購入方法
シマリスの相場は、1万円前後です。大人のリスよりも、子リスの方が割高に設定されています。小さな時から、飼い馴らした方が懐きやすいというメリットがあるためです。
生後2、3か月くらいの子リスが飼うにはベストです。ペットショップやシマリス専門のブリーダーから購入し、実際に目で見て元気な子を買いましょう。
通販などで、購入すると配送の際に弱ってしまって届くこともあります。
毛艶が良く、痩せすぎていない、元気に餌を食べて、目や肛門付近に汚れがないかを確認し、購入を決めましょう。
シマリスを飼う心構え
シマリスが飼いたい!と飼ったのはいいが、面倒が見れなくなったりして、逃がしてしまったシマリスが現在、エゾシマリスを脅かしています。
チョウセンシマリスが、エゾシマリスと交配してしまう可能性がでてきているのです。
現在エゾシマリスの生息地は北海道に絞られています。近年ではチョウセンシマリスが、新潟・山梨・岐阜などで野生化し、遺伝的攪乱や競合が懸念されています。
なんとなく可愛いからと、気軽に飼うのではなくて、やはり一度飼う以上は、必ず命を全うするまで責任を持つ心構えを持って、シマリスの飼育を考える必要があるのではないでしょうか。
まとめ
シマリスの飼育・特徴・寿命・餌・飼育道具・飼い方のコツ
シマリスとは
飼育グッズと餌
シマリスの購入方法
シマリスを飼う心構え