プードルと言うと、可愛らしい小さなぬいぐるみのようなイメージを、頭に浮かべる人は多いのではないでしょうか。
しかしそれはトイプードルです。それでは、 スタンダードプードル とは一体どのような 大きさ の犬なのでしょうか。
こんなに大きいの!スタンダードプードルの大きさにびっくり
スタンダードプードルの歴史
16世紀にはスタンダードプードルがすでにいたと言われています。
しかし当時は、現在のスタンダードプードルよりも大きかったようで、荷車を運ばせたり、水猟犬として鴨狩りなどでも活躍していました。
しかし17世紀ごろから、上流階級で小さなサイズのプードルが流行りだして、大人気になりました。その頃にはすでに、プードルはあらゆる大きさのものがいました。
近年人気になった、トイプードルやティーカッププードルもとても小さいプードルの種類となっていますが、この2種類の原種もスタンダードプードルになります。
スタンダードプードルの大きさ
スタンダードプードルは、驚いたことに大型犬に分類されます。体高は45cm以上、体重はオスで20~32kg、メスで20~27kgあります。
トイプードルやティーカッププードルしか見たことのない人には、想像できないと思いますが、ゴールデンレトリバーやハスキー犬と同じくらいだと考えてください。
前足を人間の肩に乗せて立ち上がれば、成人女性くらいの身長に届くくらいの大きさはあります。
ティーカッププードルの体高が23cm、体重が2kg未満と比べてみても、その大きさが際立っています。
スタンダードプードルの賢さと性格
大きさもさることながら、スタンダードプードルの本当の素晴らしい点は、賢さにあります。
昔から人間のパートナーとして、いろいろな仕事に従事してきたスタンダードプードルは、フランスの一部の地域で、トリュフを探す犬としても活躍しています。
近年ではその賢さと、どのような場所でも入って行ける能力、忠実な性格をかわれて、災害救助犬や介助犬、警察犬などにも活躍の場を広げています。
また性格もとても穏和で、家族に対してとても愛情深い面もあり、どのような犬とも仲良くできる能力から、アニマルセラピードックとしても活躍している犬種です。
スタンダードプードルを飼う時の問題
まずは大きさがネックです。飼うのであれば、どうしても広い敷地の大きな庭などがある家か、こまめにお散歩や運動をする飼い主さんでなければ、ストレスがたまってしまいます。
スタンダードプードルは狩猟犬だった歴史もあり、とにかく運動量が必要です。
そして賢いがために暇をもてあましたり、ストレスがたまると、高度ないたずらをする傾向もあります。
飼い主さん自身も、運動を毎日欠かさない人や、頻繁にアウトドアを楽しむ人などでない限りは、ストレスを溜めてしまう可能性が高いでしょう。
そして、その体を維持するための餌代がかかります。
良いエサであれば、一か月に2万円前後、安いエサであれば一か月に4千円前後ですが、いろいろな健康を考えたガムなどのオヤツを与えると、結構なお値段になってしまいます。
大型犬はさよならがつらい
スタンダードプードルに限らず、大きな犬は存在感もとても大きいものです。常日頃から隣で寝ていて、触れ合いながらノンビリ過ごす毎日は、とても心が癒されます。
スタンダードプードルは大型犬の中でも、長寿で寿命は12年前後生きると言われています。
基本的には先天性の病気をあまり持っていないために、上手に育てれば12年以上は確実に長生きしてくれるでしょう。
しかし付き合いが長くなればなるほど、別れはとても辛くなるものです。そして体の大きさが、失った時に飼い主に大きな消失感を与えます。
大きな親友を失う覚悟というのは、ほとんどの人はできません。しかしペットを飼う以上は、それも覚悟が必要となるのです。
いつか来る別れを覚悟して、濃厚な毎日を過ごせるように日々ペットと良い時間をすごしましょう。
まとめ
こんなに大きいの!スタンダードプードルの大きさにびっくり
スタンダードプードルの歴史
スタンダードプードルの大きさ
スタンダードプードルの賢さと性格
スタンダードプードルを飼う時の問題
大型犬はさよならが辛い