スタンダードプードル はプードルの中でもっとも大きく歴史が古い犬種です。非常に賢く、学習能力も高いためドッグショーに参加したり、警察犬としても高い信頼があります。
販売額は35万から40万円程度のため、 里親 希望者が多くいても募集情報はかなり希少のようです。
スタンダードプードルのような洋犬も里親対象?(前編)
里親になることは慎重に決めるべき!
ペットショップは、ペットを入手する手段としては非常に一般的でしょう。しかし近年の猫人気の高まりもあり、犬や猫の価格が非常に高騰化していて、十数年ほど前と比較しても、十万円から二十万円程度高くなっている種類も多々いる現状があります。
こういった背景もあり、現在ペットを飼い始める手段としてペットショップを利用する以外に、動物の保護団体や動物愛護センターの譲渡会による里親捜しに参加するという方法をとる人たちが非常に増えているようです。
しかし里親を希望しても簡単には譲渡してもらえるわけではありません。里親希望者は対象の犬や猫と何度も顔合わせをし、スタッフは飼い主となる家族とも面談をおこないます。
最後まで飼い続けられるか、長期な介護にも対応できるか、安全で快適な生活環境を整うことが出来るか、不妊や去勢手術を受けさせ無理な繁殖をおこなわないか、首輪や迷子札など身元を明確に示すことが出来るか、適正なしつけをおこなって人に危害を与えないように出来るかなど、多くの細かい質問に対するクリアが必要となります。
また加えて、場合によってはトライアルと言って里親希望宅に対象犬や猫を宿泊させて、キチンと適応できそうかという点を確認します。
それは命を預ける人たちとして適しているかどうかという点だけでなく、このように保護された犬や猫たちは、通常ペットショップで販売されている動物たちとは育った環境が異なり、決して幸せな環境下での飼育ではなかったと言える個体も多くいます。
飼育放棄や虐待などがあった可能性もあるため、個体によっては非常に人間嫌いであったり、臆病、凶暴など、すぐさまペットとして飼うためには接し方が難しい個体も多くいるため、細かい配慮が特に必要となるのです。
そのため譲渡後、飼育に戸惑って、再び手放されるような悲しい結果にならないように、引き渡し前の段階で厳しく細かい確認が成されるのです。
また里親を募集しているのは子犬や子猫だけではありません。さまざまな事情から保護されているため、高齢、何らかの病気を抱えているなどのほか、大型犬もいます。
保護される犬や猫は大きさや種類に大きな偏りはなく、比較的飼いやすいと言われている小型犬でさえも保護犬となる場合も多々あります。
ただしスタンダードプードルやバーニーズ・マウンテン・ドッグ、グレート・ピレニーズなどの中型犬や大型犬の中でも、犬種が明確で血統証登録をしているような洋犬は比較的保護犬となっている割合は低いようにみえます。
このように保護犬となる事情はさまざまですが、犬や猫にとっても深い傷となりながら、里親となる次の飼い主を探すこととなるのです。
里親となる場合、犬や猫を受け入れるための諸費用はもちろんかかるものの、個体自体は販売されているわけではないため無料となることがほとんどです。それが里親制度人気の一つと言えます。
しかし実際に里親になることを検討する場合は、犬や猫たちが保護となった背景なども十分理解した上で、二度とペットを手放すような悲しい結果とならないよう責任を持って決断するようにしましょう。
まとめ
スタンダードプードルのような洋犬も里親対象?(前編)
里親になることは慎重に決めるべき!