「成長で毛色が変わるヨークシャーテリア。成犬期は何色に?(前編)」では、 ヨークシャテリア の誕生と毛の不思議についてお伝えいたしました。
後編では、変化するヨークシャテリアの 毛色 についてお伝えいたします。ヨークシャテリアは7回も毛色が変化するようです。
成長で毛色が変わるヨークシャーテリア。成犬期は何色に?(後編)
変化する毛色について
人生で7回も毛色の変化があると言われているヨークシャーテリア。ではどのような毛色の変化があるのでしょうか。
生まれてから数ヶ月の間は、非常に艶のあるブラックが大部分を占め、口周りや足先だけが赤茶色のブラック&タンという毛色の時期になります。
ドーベルマンもこの毛色にあたります。
生後4ヶ月くらい経つと、ブラック&タンのブラックの部分だった箇所がグレーになり、タンの箇所はゴールドに近い色合いになります。
そして成犬期はヨークシャーテリア特有の毛色であるスティールブルー&タンになります。
スティールブルーとは日の光によってシルバーともブルーとも言えるような金属的(スティール)な色合いです。
世界88カ国が加盟している国際畜犬連盟に加盟していて、日本国内の純粋犬種の保護や登録、血統証明書の発行などの事業をおこなっている国際的愛犬団体である一般社団法人ジャパンケネルクラブでは、ヨークシャーテリアの成犬期の毛色であるスティールブルー&タンは、ダーク・スティールブルー&タンと登録されており、後頭部から尾の付け根にかけて暗めな金属色に似たブルーとしています。
ヨークシャーテリアは1年ほどで成犬となりますが、成犬特有のカラーであるスティールブルー&タンになるまでには2年近く掛かります。
そして成犬期以降もスティールブルー&タンからゴールド色が徐々に増えるなど毛色の変化を続けます。
成長期や老齢期に、上記の色合いに該当しないゴールド一色、ゴールドよりも深めなタンに濃い茶色が入った色味などになる個体もいるようです。
しかしペットショップやブリーダーでの販売やショーなどへの参加においては、ジャパンケネルクラブで純粋犬種の毛色として登録されていない毛色の表現は基本的にできないことになっています。
このようにペットとして自宅に招いたときから老齢期を迎えるまでに、さまざまな毛色の変化があることで、同じ犬種でありながら表情が変わってみられ楽しめるという点がヨークシャーテリアの人気が長く続いている原因の一つと言えるようです。
まとめ
成長で毛色が変わるヨークシャーテリア。成犬期は何色に?(後編)
変化する毛色について